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アーユルヴェーダ的、体質の捉え方

更新日:2022年10月31日

体質は一人ひとり違う。

同じIBS(過敏性腸症候群)でも便秘型や下痢型、ガス型など人によって、症状が異なります。けれど大半の病院では、基本的に「病名」に対して治療や薬が選択され、そこに個人の体質の違いはあまり考慮されていないというのが現状ではないでしょうか。

一人ひとり体質が違うのだから、本当は対処法も一人ひとり違ってくる方が自然なのではないでしょうか。

(私自身が病院で処方を受けていたのは、もう何年も前になるので、現在は症状の違いなどによる配慮が進んでいるところもあるかもしれません。)

そこで、今回はアーユルヴェーダの観点からの体質の捉え方とそれをもとにIBSへのアーユルヴェーダ的アプローチをお話ししていきたいと思います。



五大元素

体質のお話しの前に、アーユルヴェーダの基本的な捉え方として「五大元素」のお話しをしたいと思います。アーユルヴェーダでは自然界のすべてのものが「空・風・火・水・地」という五大元素から成り立つと考え、人の体質や性格もこの要素から捉えてみていきます。


ドーシャ(Dosha)

五大元素から捉える体質理論の概念を「ドーシャ」と言います。五大元素を似ている性質同士に3つに分けて考えます。

では、3つのドーシャの特徴を簡単にご紹介します。


・ヴァータ(Vata)

「空」と「風」。澄んだ軽いエネルギー。

良い状態の時は、消化が早いまたは不規則な傾向。協調性や共感性に優れ、柔軟性があり優しさを持っている。豊かな発想力や創造力がある。乱れている時は、便秘がちになり、硬くコロコロした便や黒い便になる。ガス感も多くなる。末端が冷える。忘れっぽくなったり集中力が続かなくなる。緊張や恐れ、不安などを抱いて考え事が尽きないっといった精神状態が現れる傾向にある。


・ピッタ(Pitta)

「火」と「水」。熱性をもった流動的エネルギー。

良い状態の時は、食欲旺盛で消化が早いかちょうどよい。的確な判断能力、決断力、実行力がある。チャレンジ精神旺盛で優れたリーダーシップを発揮する。乱れている時は下痢傾向になったり体臭が強くなる。短気で批判的になったり、完璧主義になる傾向がある。


・カパ(Kapha)

「水」と「地」。重たさをもった静止的エネルギー。

良い状態の時は、ゆっくり消化する。愛情に溢れ優しく、献身的で忍耐強い。乱れている時は、便秘傾向になる。怠惰、鈍感、変化を拒む、欲深くなるといった傾向にある。


多くの人が1つのドーシャに偏っているか、2つのドーシャを持つ傾向にあります。中には3つのドーシャをバランスよく持っている人もいるようです。

また、ドーシャは生まれもった先天的なものと、その後の環境や習慣によって得た後天的なものと2つの側面からみることができます。生まれ持った体質は変わらないため、もともとの体質を活かしつつ、今乱れているところを整えることが健康への近道です。自分のドーシャが分かると整えるための手段も選びやすくなります。

ドーシャは簡単なセルフチェックでも診断できます。

簡単なセルフチェックシートを掲載しますので、自分がどのドーシャを多く持っているのかぜひチェックしてみてください♪



私はドーシャの特徴からIBSにあてはめてみると、便秘型やガス型はヴァータの乱れ、下痢型はピッタの乱れが原因の傾向にある、と考えることができそうだと思いました。

私自身もヴァータとピッタの要素を多く持っています。


次回、それぞれのドーシャの乱れる原因と対処法や、私自身が自分のヴァータとピッタドーシャを考慮して取り入れている食事や生活習慣などをご紹介したいと思います。



 

【執筆者】

mii

15歳でIBS(ガス型)を発症。何をしても良くならず諦めかけていた頃、アーユルヴェーダに出会い少しずつ改善していることを実感。現在も学びながら緩くアーユルヴェーダライフを実践中。


閲覧数:372回1件のコメント

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1 comentário


Convidado:
13 de set. de 2022

私はたぶんヴァ―タとピッタかなあ。。。と思いました!(春)

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