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IBSで通信制高校へ転校した2人に聞きました。「実際、どうだった?」

  • 2 日前
  • 読了時間: 5分

「IBSで学校に通うのがつらい。通信制高校も気になるけれど、実際どんな感じなんだろう?」

そんな学生さんや保護者の方へ。

今回は、全日制高校から通信制高校へ転校した経験のある2人に、当時の学校生活について聞きました。

通信制高校へ移ったことで楽になったこと。

逆に、通信制でも大変だったこと。

学校の選び方や授業、スクーリングについても、当事者のリアルな経験をご紹介します。

※ご紹介する内容はお二人の経験です。通信制高校の仕組みやサポート内容は学校によって異なります。


高校に通えなくなり、通信制へ

Aさんの場合

Aさんは中学3年生頃からIBSの症状がひどくなりました。

下痢や便秘に加え、特にガスの症状に悩んでいたそうです。

高校へ進学したものの、すぐに学校へ行けなくなりました。

一度留年し、1年生をやり直しながらある程度の単位を取得。その後、通信制高校へ転校しました。

当時は小児科や心療内科にも通院。

薬も試しましたが、Aさんの場合、大きな変化を感じたのは「学校という環境を変えたこと」だったそうです。


・決まった席にずっと座ること。

・友達との人間関係。

・団体行動。


そうした環境から離れ、自分のペースで動けるようになったことが、自分には合っていたと話してくれました。



Bさんの場合

Bさんは、人間関係をきっかけに以前の学校へ通えなくなり、通信制高校へ転校。

その後、IBSを発症しました。

通信制高校を探していたとき、資料に「気軽に相談してください」と書かれていたことから学校へ相談。

実際に親身になって話を聞いてもらえたことや、キャンパスの雰囲気が良かったことが学校選びの決め手になったそうです。

通信制高校では週1〜2回程度キャンパスへ通いながら、自宅ではタブレットを使って授業動画を見たり、レポートに取り組んだりしていました。

一人でコツコツ勉強することが自分には合っていたそうです。


「通信制=ずっと家で勉強」ではなかった

通信制高校というと、

「基本的には家でオンライン授業を受けるのかな?」

と思う人もいるかもしれません。

しかし、2人の話を聞いてみると、学校によってかなり違いがありました。

Aさんの場合は、オンラインでの座学やレポートが中心。

Bさんの場合は、タブレットで授業動画やレポートに取り組みながら、週1〜2回キャンパスへ通っていました。

普段の授業では、2人とも同級生とのグループワークはほとんどなかったそうです。

「静かな教室でずっと人と一緒にいることがつらい」

そんなIBS当事者にとって、自分のペースで勉強できることは通信制高校のメリットのひとつかもしれません。


ただし、IBS当事者には「スクーリング」が重要だった

2人の話の中で、ぜひ知っておいてほしいのがスクーリングです。


通信制高校でも、対面で授業を受ける日があります。

Aさんの学校では数か月に1回程度。

一方、Bさんの学校では年1回、他県にある本校へ4泊5日で行くスクーリングがありました。

この4泊5日が、Bさんにとってはかなり大変だったそうです。

学校の貸切バスで長時間移動。

狭い空間にたくさんの人がいる状態が続き、現地でも基本的に集団行動。

さらに朝9時頃から夜19時30分頃まで授業があるハードなスケジュールでした。

IBSの症状が悪化し、毎回授業が終わるたびにトイレへ。

それでも症状がおさまらず、保健室へ駆け込むこともありました。

試験は別室で受けるなど、学校にも対応してもらいながら、なんとか乗り越えたそうです。


通信制高校だから、IBSでも必ず楽に通えるわけではない。


これは、実際に経験した人だからこそ伝えられる大切なポイントだと思います。



学校には助けてもらえた?

Bさんは、スクーリングで受けられなかった授業について、先生がマンツーマンで教えてくれたこともあったそうです。

「全日制高校にいた頃より、先生が親身に相談に乗ってくれた」

と感じていました。

Aさんも、通信制高校を選ぶときには自宅から通える学校を探し、何校か実際に足を運んで相談。

単位についても学校と話しながら決めていきました。

「通信制高校」という名前だけで選ぶのではなく、困ったときに相談できる学校かどうかも大切なのかもしれません。


通信制高校に変えて、後悔した?

2人の話を聞いていて印象的だったのは、

「しんどいなら、通信制高校も早めに考えていい」

ということでした。


今いる学校に通えなくなったからといって、そこで高校生活が終わるわけではありません。

それまでに取得した単位を持ち越して転校できる場合もあります。

自分のペースで生活しながら、卒業を目指すこともできます。

もちろん、通信制高校へ行けばすべて解決するわけではありません。

レポートが多くて大変だったり、学校へ行ってテストを受けたり、スクーリングが負担になったりすることもあります。


だからこそ、

「通信制高校ならどこでもいい」ではなく、「自分のIBSと相性のいい学校はどこだろう?」

という視点で探してみてほしいと思います。


IBSの学生さんへ、2人の経験から伝えたいこと

・教室に入れない。

・授業中、ずっとお腹のことを考えてしまう。

・トイレへ行くことすら気になる。

・毎朝、「今日も学校に行けるかな」と不安になる。


そんな状態で毎日頑張っている人もいると思います。

全日制高校で配慮を相談しながら続けるのもひとつ。

通信制高校へ環境を変えるのもひとつ。


大切なのは、

「普通の高校生活を送れるか」ではなく、「自分が学び続けられる環境か」。


通信制高校へ行くことは、学校生活を諦めることではありません。

自分に合う方法で、その先へ進むための選択肢のひとつです。

IBSが理由で今の学校に通えなくなっている人に、こんな道もあることを知ってもらえたらと思います🍀

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