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#4 わたしのIBS体験(伊東の場合)_IBS未分類型・ガス症状

この特集では、IBS(過敏性腸症候群)患者のIBS体験をお伝えしていきます!

この人の症状や感覚は近いかも!参考にしてみよう!など、有意義に読んでいただければ嬉しいです!


今回は伊東が自身の経験をまとめてみました。

参考になれば幸いです♫


プロフィール

伊東:

IBSガス型(自己診断)、中学校1年生のときに発症。症状の程度は若干軽減したものの現在も残る症状に悩む。事務職の傍らIBSの認知を広げる活動をしている。


 

●いま現在の症状

映画館など一定時間身動きをとることができない、かつ、周囲に人が密集している状況下において、ガスが意図せず漏れ出てしまうという症状があります。

また、ガスが出ている感覚は基本感じることができますが、臭いは殆ど自分で感じることができません。

脹満感は特になし。

当初便通異常はなかったのですが、ここ数年は便が緩い状態も続いています。



●いま現在のお仕事や環境について

派遣社員として、派遣先の会社にて事務業務を担当しています。在宅勤務は現在週2日。


派遣先には、直接「周囲、特に背後に人がいるとお腹が痛くなるので、なるべく端の席で背後に人がいないようにしてほしい(実際は少し違う)」と伝えており、実際にその通りの配慮を受けています。


現在配属2箇所目ですが、1箇所目でも同様の配慮をいただいていました。



●スタート時期

中学1年生13歳の冬。

ある時期から、授業中欠伸やしゃっくりをするとゲップがでてしまう、喉が鳴るなどの症状が1ヶ月程続きました。


その後、おしりで何かが抜けるような違和感も感じ始めましたが、自身では臭いを感じなかったこと、また、まさかおならが無意識にでるということが起こるとは想像もしていなかったことから、あまり気に止めていませんでした。


はじめてガスが自身からでていると認識したのは、クラスメイトから臭いについて指摘を受けたことがきっかけ。


そこからは、ゲップなどの症状は収まった一方でガスが出る症状が悪化。授業中だけでなくプライベートなど常に症状がでるようになりました。


原因については、思い返すと中学校に上がり変わっていった周囲の興味関心についていけなくなったことや、シングルマザーだった母親に新しくできた恋人が一緒に住むようになったことなどが発症時期に重なっていたため、ストレスではないかと自分では分析しています。


因みにプロフィールで「IBSガス型(自己診断)」となっているのは、色々調べ恐らく自分はIBSのガス型かそれに近いものだと思いましたが、ガス型は国際的に使用されてきるローマⅲ基準にはIBSに含まれていないこと、診断されたとしても効果が期待される治療法がないことから診断を確定する必要がないと個人的に考えたためです。

(※IBS placeでは、自己診断をオススメしているわけではありません💦ほか病気が隠れている場合もあるので、一度は病院でのレントゲン・大腸検査などの診断をオススメします!)



●ピーク時期

最も症状が重かったのは中学校の3年間。

上記のとおり、症状が四六時中でていた時期でした。


家は裕福ではなかったので、市販薬などを試すお小遣いもなく、病院へ行きたいと母へ伝えても症状の辛さを理解してもらえず連れて行ってはもらえませんでした。

そのため、自分に何が起こってるのか、症状はこの先いつまで続くのか、どのようにこの症状と向き合えばよいかなどの見通しが全く立たず、本当に辛かったです…。



●症状がゆるやかになったキッカケ

高校に進学し、思い切って担任に「周囲、特に背後に人がいるとお腹が痛くなるので、なるべく端の席で背後に人がいないようにしてほしい(実際は少し違う)」とお願いし配慮を受けていました。


この症状を発症して1番辛かったのは、学校での人間関係。授業中症状が出て後ろの座席の人に心無い言葉を投げかけられることや、その同級生を通して他の同級生からも好奇の目で見られることが本当に苦痛でした。


そのため、席の配慮を受けられたことでこういったトラブルがなくなり精神的負担も激減。次第に映画館など限られた場所に行くことを除いてプライベートでの発症はほとんどなくなりました。


ただ今思えば、後ろだけでなく横や前など他の方向にも臭っていただろうし、クラスメイトの優しさに救われていた部分も大きいと思います。


配慮を受け入れてくれた先生方に加えてクラスメイトたちには本当に本当に感謝です。




●対策

効果を感じた対策

・下剤で腸内の便を出し切る

※便秘ではないけど、腸内にある便が少しでも少ない方が症状が少しだけマシな気がしています。

・消臭パンツ/ブランケット

※100%臭いを分解する訳ではなく、ないよりは良いという感じ。

・症状についてなるべく考えない環境つくり

(SNSなどで症状について調べることをやめる、趣味など他に打ち込めるものを探す

※私には効果バツグン


効果を感じなかった対策

・腹筋やお尻の筋肉を鍛える

・病院で処方される/市販で買えるガスを分解する薬

・腸内環境を整えるサプリ

※便の臭いはやや軽減されますが、ガスを軽減する効果は感じられませんでした。

・食事の改善(バランスの良い食事、低FODMAP食など)

・生活習慣の改善

・ペパーミントサプリ

※便の臭いはやや軽減されますが、空気がお腹に大量発生して気持ち悪くなるので×。


効果がなかったものも長期的に続けることで間接的に症状を改善させるのかもしれませんが、効果が出た対策から主原因はやはり心の部分かなと思い、他の対策を取るのをやめました。


代わりに、現在は症状が出る状況を無くすため数年以内にフルリモートの仕事に転職できるように自身のスキルアップに力を入れています。



●さいごに

精神的に不安定な時はどうしても辛いことばかりが浮かんでしまいますが、今回の記事でお伝えしたとおり学校や職場は配慮を受けることができたり、IBSを抱えながらも社会生活をある程度送ることができる方法は想像以上にあります。


今後の私のコラムではそういった話ももう少し詳しくお話していきたいと思っていますので、楽しみにしていていただけると嬉しいです。!


またコメント欄が解放されていますので、皆さんのご経験などもぜひ聴かせていただけると嬉しいです♫


一緒に少しずつこの困難を乗り越えていきましょう。


 

【執筆者】

ガス漏れ系OL_伊東さん 

中学生時代にガス漏れ症状を発症、現在も症状に悩むアラサーOL。自分に合った生き方とは、を探しつつ、日々ゆる〜くやっております。


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