春です。
中学生の頃から、IBS(過敏性腸症候群)便秘型ガス症状に悩まされていました。
現在は、ストレスや自分の体質に合わない高FODMAP食材を摂取してしまったときに下痢症状やガス症状が出ます。
今は落ち着いていますが、14〜24歳くらいまでの10年間は、症状がひどく地獄のような日々でした。
皆さんのIBSのスタートそして過程はどんな風でしたか?
今日は、私のIBSのスタート・過程について書かさせていただきます。
●スタート
中学二年生の秋ごろ、ある日突然、授業中にオナラが止まらなくなりました。
●ピーク時期
中学2年生の秋頃~社会人2年目までの10年間毎日
当時は、常に便秘だったので、便秘を解消しようなど全く思ってもいませんでした。
ゴハンは男子並みにモリモリと食べる子だったので、成長期なのもあり、全部消化してしまうから、ただウンチが無いんだろうくらいに考えていたのです。
そんな時期に、突然のガス症状でした。
いつもガスでお腹が張り、パンパンでした。
学校がある1〜6時間目までに400〜500回のオナラが出ていました。この体のどこにそんなにガスが入っているんだろうか、一日何リットル出ているのか計測したいぐらいでした(笑)
授業中、しかも、狭く閉鎖的な教室のなかで放屁をするなんて、、、周りのクラスメイトに臭くて嫌な思いをさせたくなくて、オナラを我慢していました。でも、我慢すればするほど、お腹が痛くなります。そして、我慢して出ないようにしているオナラは、勝手に出て来ます。
悔しくて、情けなくて、いつも太ももに爪を立てていました。手のひらも、こぶしを握りすぎて、爪の跡が残るのが日常でした。
そんな状態だと、もちろん学校の授業には集中できず、塾に行っても空回りでした。
休み時間毎にトイレに駆け込みますが、トイレでも落ち着かず全然ガス抜きができません。
そして、教室に戻ると、またオナラが出てきます。オナラが出てほしくないときに、出てくるんですよね。
根本の原因であろう便秘を直そうと、ビオフェルミンを飲んだり、食物繊維が豊富なものを沢山食べたり、毎日2リットル水を飲んだり、体を鍛えてみたりと、色んなことにトライしてみましたが、全く改善されずでした。
そんな中高時代は、身長が急激に伸びすぎてガリガリで貧血気味だったのもあり、常に顔色が悪かったので「体調が悪い」と言い(嘘ではない)、保健室の常連になっていました。
●診断結果
過敏性腸症候群
病院を3-4軒ハシゴしましたが、当時は触診のみでした。
※2021年の診断結果(レントゲン含む)で呑気性、ねじれ腸とも診断されました。
呑気症の原因については、思い返すと中学2年生のころに歯科矯正が本格的にはじまったことが関係するのではないか、と分析しています。
ちょうど症状がはじまった時期は、永久歯を6本抜き、ワイヤー器具を付けた時期でした。8週間ほど、口のなかが血だらけだったり、歯がぐらぐらして、唾液が異常に出てくる期間があり、血だらけの唾液を飲み込みたくなくて、呼吸が上手くできなくなりました。
もしかして、呑気症のスタートはコレかも…?
●症状
便秘、ガス、腹部膨満感(いわゆるガス腹)、ゲップ(呑気症による)、腹痛、腹鳴り
イレギュラーですが、
ちょうど大学受験でピリピリし始めた高校三年生のころには
呼吸の乱れからゲップが酷くなり嗚咽のようになる時期もありました。
呼吸をすればするほどガスも出るので、どう呼吸したら良いか分からなくなって
呼吸のリズムが乱れ、息が吸えなくなってしまうことも。
大学受験、毎日の満員電車での通学でのストレス、狭い教室など、イヤなことをあげるとキリがありません。
正直言って、
日々を過ごすのが大変で、IBSを治そうと取り組むことを諦めていました。
学生時代って、多忙じゃなかったですか?
学校、部活、塾、家庭、習い事、受験など…家でのんびり出来る時間も限られているように思います。
●処方された薬
チアトンカプセル(高校生から、この薬を飲んでいました。中学時代の処方箋は見つけられず💦)
腹痛は和らぐので、受験期は夜に塾へ行く際は効果的だったようです。
ですが、ガス症状は変わらず。
余談ですが…
チアトンは、便がでない根本的な問題解決にはならないようです。(個人差あり。)
●市販薬
ビ〇フェルミン
7年ほど飲んでいましたが、便秘と腹部膨満感の改善はありませんでした。
ガ〇ピタン
むしろガスが悪化したようにも感じました。のどの方に空気が昇ってくるのを感じ吐き気すらおぼえることも。
●ガス症状の対策
(推奨できませんが💦)
学生生活のなかで唯一、オナラの心配から解放されたのは寝ているときでした。それを発見してから、ガス症状が特に酷いときは、授業中に寝るように努力しました、寝てる時は症状が出ないのです。
※最近読んだ本にもその事例が書いてあり驚きました。(福土審「内臓感覚」p.98 参照)
●食生活/FODMAPのパーソナライゼーション
現在はFODMAPという食事療法があるので、それを知ったうえで、当時の食生活を振り返ると高FODMAPだらけでした。
・毎日のように、玉ねぎを摂取
・砂糖やはちみつの代わりに、オリゴ糖(母が当時ハマっていたのです…)
・きのこ、にら、にんにくだらけ!
私は、fodmapチャレンジをしたところ、フルクタンの食材で症状が出やすいことが分かりました。小麦製品はカラダに症状はでません。(パンは元々好んで食べず)
現在はパーソナライゼーションとして、下記を気をつけています。
・生タマネギは控える
・タマネギ(1個以下)、ニンニク(2かけ以下)、キノコ(1/2パック以下 )
・ウォッシュタイプのチーズは食べ過ぎない(1かけ程度)
なんの食べ物だとしても、好きだから、美味しいからと言って食べ過ぎ注意!
●症状がゆるやかになったキッカケ
社会2年目の仕事の繁忙期、2週間ほど家に帰れなくなったことがありました。あまりの仕事の忙しさ、かつ、重要で責任の重い案件を抱えており、オナラがいっぱい出ることで迷惑になること、人にどう思われるか、今まで気にしていたことを全部放り投げました。
そんなことよりも、目の前の仕事の達成に必死でした。
四六時中、IBS症状のことばかり心配していましたが、優先順位が一気に下がった体験です。
この体験をキッカケに、少しずつ考え方が変わったり、行動に変化があり、集中して直そうと取り組みました。
(具体的には、次回のコラムに記載しますね。)
・
仕事の激務や産後のストレスで発症された方もいらっしゃるようですが、基本的にIBSは若年で発症し大人になるにつれ症状が緩和する方が多い傾向にあります。
私もこの後者にあてはまるようでした。
次回は、10年苦しんだあと、どんな工夫をして緩やかに直していったのか、お伝えいたします!
みなさんの症状改善のヒントになれば!!
【執筆者】
春
任意団体IBS placeのなかのひと。アラサーのフリーランサー。
現在はIBS症状が落ち着いており、アクティブに活動中。
IBSの有無問わず自分の意思で自由に選択できる人生/社会にしたい。
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