はじめまして、IBS place の運営をしている春です!
初めのコラムでは、私目線でのIBS place をはじめたキッカケと、行動して気付いたことをお伝えします!
2020年春
当時の私は、2004年から続くIBS(過敏性腸症候群)の症状を集中的に治そうと半年ほど取り組んでいるところでした。IBS 以外の他の症状が悪化し、自律神経失調症のクスリを服用したばかり。低体温症になり、体温は常に34度台でいくつもの総合病院に行くも、検査結果は原因不明で日々の体調不良に悩まされていました。
会社員をしていましたがキャリアアップのため転職したいし、ゆくゆくは独立したいと思いつつも、IBS の症状や自分の不調に悩んでいました。
2020年10月末~
ある体験を通して、
わたしは「墓場までIBS のことを持っていくくらい、IBS のことを人に言いたくない」と思っていることに気づきました。
そして、IBS のトラウマが、自分の転職や前進に向けての一歩を踏みとどまらせていることにも。
この体験を通して大事な友人には話してみようと思い、はじめて家族以外に打ち明けました。そして、家族にももっと理解してもらいたいと丁寧に説明してみると、ビックリするほど真剣に聞いてくれたのです!
話していくと、良い波に乗れるようになり、旧友や新たに出会う人に話すようになりました。驚くことに、真剣に聞いてくださる方が多く、かつ、とても応援してくれました!
「センシティブな内容なんだね」
「自分だけの問題じゃない、社会問題かもしれない」
「知らなかったよ、気付かなくてごめんね」
十人十色、色んな反応があります。
どんどんと、IBS のことをオープンに話すようになりました。
本当に驚くほどに応援してくれ励まされるので、いつしか、
自分だけ応援されるのはもったいない、
なにか出来ないかなと思いはじめたのです。
2021年2月初旬
オンラインでIBSを盛り上げられないかと思い、
オンラインでコミュニティを運営している友人にヒアリングを始めました。
とあるオンラインスクールを運営している友人にヒアリングをしたところ、講演会のオファーをいただきました!
2021年3月24日
大学生のみなさんの前でZOOMセミナーを開催。
とても緊張したのを覚えています!
2021年4月17日
3月のセミナーのおかげで、
7~8月に計5回のセミナー依頼をいただき、
ちゃんと団体として活動したいとワクワクしてきました。
「 IBS を広めたい、IBS のなかでちじこまらない、認知を広げたい!!! 」
団体名を決めるときは、一生懸命かんがえました。
色んな人を巻き込みたい
参加してほしい
集まってほしいなあ
場だよね
居場所だよねえ
うーん(゜゜)
IBS place(アイビーエス・プレイス)と名づけました。
これが、わたしたちIBS place の誕生です。
そして、早1年。
今では、たくさんの関わってくださる仲間が増え、
さまざまな経験があり、
これからやっていきたいことも山ほどあります。
わたしがお伝えしたいのは、
IBS の体験をひとにシェアすればするほど、応援されるということです。
(絶対にシェアすべきだと、押し付けるつもりはありません)
最初はとても勇気がいること。
わたし自身、初めてヒトに伝えたときは大泣きでした。
それは、大好きな親友に電話ではじめて話たとき、
上手く説明も出来なくて何時間もかかるし、羞恥と義憤の感情が混ざりあい泣きながら伝えるのが大変でした。
それでも、親友はしっかり最後まで聞いてくれたことを鮮明に覚えています。
わたしはIBS を自分のウィークポイントだと思っていました。
話すことは恥ずかしいし、辛い。
でも、それを乗り越えて、
自分のウィークポイントをオープンにすると、シェアし続けると、
とんでもないところに行きつきました。
この団体を通してIBS の認知を広げる活動を続けていきたい。
そして、自分の症状も受け入れていきたい。
私は、IBS の有無を問わず自分の意思で自由に選択できる社会になることを願っています。
IBS place の応援をよろしくお願いいたします。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
【執筆者】
春
任意団体IBS place のなかのひと。アラサーのフリーランサー。
現在はIBS症状が落ち着いており、ゆるやか。
IBSの有無問わず自分の意思で自由に選択できる人生/社会にしたい。
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