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IBSで高校に通えない当事者さんへ。通信制高校という選択肢。

  • 1 日前
  • 読了時間: 4分

「高校には入学できた。でも、IBSの症状がつらくて教室に入れない」

「保健室登校を続けているけれど、このままでいいのかな」


IBS placeには、学生さんや保護者の方から、そんなご相談が届くことがあります。

高校受験を乗り越えて、せっかく入学した学校。


だからこそ、

「せっかく入ったんだから通わなきゃ」

「ここで辞めたら逃げなんじゃないか」

「普通に高校生活を送りたい」

そう思う人もいるかもしれません。


でも、今いる高校に通い続けることだけが、高校生活ではありません。

通信制高校へ転校するという選択肢もあります。


「学校に行くこと」そのものが症状の負担になることも

IBSのつらさは、腹痛や下痢、便秘、ガスなどの症状だけではありません。

静かな教室で長時間座ること。


授業中に自由にトイレへ行けないこと。


通学電車やバスから降りられないこと。


周囲にお腹の音やにおいを気づかれないか不安になること。


トイレに人が並んでいたり、友達が集まっていたりすること。

こうした「学校という環境」そのものが、大きな負担になる人もいます。

IBS placeでお話を聞いた方の中には、中学3年生からIBSがひどくなり、高校へ進学したものの通えなくなった方がいました。


その後、通信制高校へ転校。

決められた席に長時間座ることや集団行動などから離れ、自分のペースで動けるようになったことで、学校生活を続けやすくなったそうです。


通信制高校は「諦める」ための場所ではない

通信制高校と聞くと、

「普通の高校に通えなかった人が行くところ」

そんなイメージを持っている人もいるかもしれません。

でも、IBS placeでは少し違う見方をしています。

自分が学び続けられる環境へ移動する。

そのための選択肢のひとつです。

今の環境で毎日症状と闘いながら、保健室へ行くだけで精一杯なら、「もっと自分に合った学び方はないかな?」と探してみてもいいと思います。


ただし、「通信制なら絶対大丈夫」ではありません

ここは、とても大切です。

通信制高校といっても、学校によって仕組みはかなり違います。

普段はオンライン中心でも、定期的な通学が必要な学校もあります。

また「スクーリング」と呼ばれる対面授業があり、数日間、本校などへ行かなければならない場合もあります。

IBS placeでお話を聞いた方の中には、4泊5日のスクーリングがあり、貸切バスでの長時間移動や朝から夜までのスケジュール、集団行動などでIBSの症状が悪化した方もいました。

その際は、保健室を利用したり、別室で試験を受けたりしながら卒業まで乗り越えたそうです。


だからこそ、通信制高校を選ぶときには、

「通信制かどうか」だけではなく、

“自分のIBSでも通いやすい仕組みか”

を確認してほしいと思います。


IBSがある人が学校選びで確認しておきたいこと

たとえば、


・普段の通学頻度はどのくらい?

・オンラインで受けられる授業はどのくらい?

・スクーリングは何日間?宿泊は必要?

・スクーリングまでの移動方法は?

・授業中にトイレへ行ける?

・体調不良時に保健室や別室を利用できる?

・試験を別室で受けられる?

・欠席した授業のフォローはある?

・IBSなど体調面の相談に乗ってもらえる?


こうしたことを、入学・転校する前に学校へ聞いてみることをおすすめします。

実際にIBS placeでお話を聞いた方も、何校か足を運んで相談したり、「気軽に相談してください」と書かれていた学校へ問い合わせたりして、自分に合う学校を探していました。


今の高校に通えない=高校生活が終わる、ではありません

・保健室登校になった。

・教室に入れなくなった。

・朝になるとお腹が痛くなる。

・電車に乗れない。

・欠席が増えてきた。


そんな状態になると、

「もう高校に通えないかもしれない」

と思ってしまうかもしれません。



でも、

「今の学校に通えない」と「高校に通えない」は、同じではありません。



今の環境が、自分のお腹に合っていないだけかもしれない。


・全日制で続ける。

・学校と相談して配慮してもらう。

・通信制へ転校する。

・別の学校を探す。


選択肢はいくつもあります。

高校からは、自分に合った学び方を選ぶこともできます。

「せっかく入った高校だから」と、自分を追い詰めすぎなくても大丈夫。


学校へ行くこと自体が目的ではなく、


その先の自分の人生につながる学び方を選ぶこと。


IBSがあっても、進路まで諦めなくていい。

今いる場所で頑張り続けることだけが「頑張る」ではありません。

環境を変えることも、自分のためにできる立派な行動のひとつです🍀

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