IBSで高校に通えない当事者さんへ。通信制高校という選択肢。
- 1 日前
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「高校には入学できた。でも、IBSの症状がつらくて教室に入れない」
「保健室登校を続けているけれど、このままでいいのかな」
IBS placeには、学生さんや保護者の方から、そんなご相談が届くことがあります。
高校受験を乗り越えて、せっかく入学した学校。
だからこそ、
「せっかく入ったんだから通わなきゃ」
「ここで辞めたら逃げなんじゃないか」
「普通に高校生活を送りたい」
そう思う人もいるかもしれません。
でも、今いる高校に通い続けることだけが、高校生活ではありません。
通信制高校へ転校するという選択肢もあります。
「学校に行くこと」そのものが症状の負担になることも
IBSのつらさは、腹痛や下痢、便秘、ガスなどの症状だけではありません。
静かな教室で長時間座ること。
授業中に自由にトイレへ行けないこと。
通学電車やバスから降りられないこと。
周囲にお腹の音やにおいを気づかれないか不安になること。
トイレに人が並んでいたり、友達が集まっていたりすること。
こうした「学校という環境」そのものが、大きな負担になる人もいます。
IBS placeでお話を聞いた方の中には、中学3年生からIBSがひどくなり、高校へ進学したものの通えなくなった方がいました。
その後、通信制高校へ転校。
決められた席に長時間座ることや集団行動などから離れ、自分のペースで動けるようになったことで、学校生活を続けやすくなったそうです。
通信制高校は「諦める」ための場所ではない
通信制高校と聞くと、
「普通の高校に通えなかった人が行くところ」
そんなイメージを持っている人もいるかもしれません。
でも、IBS placeでは少し違う見方をしています。
自分が学び続けられる環境へ移動する。
そのための選択肢のひとつです。
今の環境で毎日症状と闘いながら、保健室へ行くだけで精一杯なら、「もっと自分に合った学び方はないかな?」と探してみてもいいと思います。
ただし、「通信制なら絶対大丈夫」ではありません
ここは、とても大切です。
通信制高校といっても、学校によって仕組みはかなり違います。
普段はオンライン中心でも、定期的な通学が必要な学校もあります。
また「スクーリング」と呼ばれる対面授業があり、数日間、本校などへ行かなければならない場合もあります。
IBS placeでお話を聞いた方の中には、4泊5日のスクーリングがあり、貸切バスでの長時間移動や朝から夜までのスケジュール、集団行動などでIBSの症状が悪化した方もいました。
その際は、保健室を利用したり、別室で試験を受けたりしながら卒業まで乗り越えたそうです。
だからこそ、通信制高校を選ぶときには、
「通信制かどうか」だけではなく、
“自分のIBSでも通いやすい仕組みか”
を確認してほしいと思います。
IBSがある人が学校選びで確認しておきたいこと
たとえば、
・普段の通学頻度はどのくらい?
・オンラインで受けられる授業はどのくらい?
・スクーリングは何日間?宿泊は必要?
・スクーリングまでの移動方法は?
・授業中にトイレへ行ける?
・体調不良時に保健室や別室を利用できる?
・試験を別室で受けられる?
・欠席した授業のフォローはある?
・IBSなど体調面の相談に乗ってもらえる?
こうしたことを、入学・転校する前に学校へ聞いてみることをおすすめします。
実際にIBS placeでお話を聞いた方も、何校か足を運んで相談したり、「気軽に相談してください」と書かれていた学校へ問い合わせたりして、自分に合う学校を探していました。

今の高校に通えない=高校生活が終わる、ではありません
・保健室登校になった。
・教室に入れなくなった。
・朝になるとお腹が痛くなる。
・電車に乗れない。
・欠席が増えてきた。
そんな状態になると、
「もう高校に通えないかもしれない」
と思ってしまうかもしれません。
でも、
「今の学校に通えない」と「高校に通えない」は、同じではありません。
今の環境が、自分のお腹に合っていないだけかもしれない。
・全日制で続ける。
・学校と相談して配慮してもらう。
・通信制へ転校する。
・別の学校を探す。
選択肢はいくつもあります。
高校からは、自分に合った学び方を選ぶこともできます。
「せっかく入った高校だから」と、自分を追い詰めすぎなくても大丈夫。
学校へ行くこと自体が目的ではなく、
その先の自分の人生につながる学び方を選ぶこと。
IBSがあっても、進路まで諦めなくていい。
今いる場所で頑張り続けることだけが「頑張る」ではありません。
環境を変えることも、自分のためにできる立派な行動のひとつです🍀



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